RGSSは、ライノとグラスホッパーを使ったデザインに関する勉強会です。
第三回目の今回は、ノイズアーキテクツのオフィスにて、学生さんを含めて10名が参加。過去最大の人数でした。レクチャラーは、ノイズアーキテクツ代表豊田啓介氏と、ペンシルバニア大学の建築修士を卒業して帰国されたばかりの福西健太氏。
豊田さんは「コンピュテーショナル・デザインを取り巻く環境」というタイトルで、ニューヨークで設計活動をしていたころから考えていたことや、グラスホッパーがどのようにデザインツールとして出てきたかという文脈などについて話してくださいました。
福西さんは、ペン大での3年間の活動記録を中心として、セシル・バルモンドの推し進めているアルゴリズミック・デザインに関するお話。アメリカと日本での建築学科の違いなどがよくわかる興味深いレクチャーでした。
豊田さんはファブリケーションを、福西さんはアルゴリズムをそれぞれ話の中心に持ってきて(もちろん両者ともそれだけではないのですが)、コンピュテーション・デザインの可能性について語って下さいましたが、共通して「デザインプロセスをデザインする」ことが、ライノやグラスホッパーの登場によって可能になったということを強調されていたように思います。学生さんからも、多少難しい話だったにもかかわらず、結構クリティカルな質問も飛び出してきて、今後につながる希望が見えました。
次回のRGSS TOKYOは、八月下旬の予定です。今後はこのブログにて参加者なども募る予定です。こうご期待!
ご連絡はノイズアーキテクツ大野yo@noizarchitects.comまで
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